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アスリートのウォーミングアップの考え方
「心拍数と血圧によるコンディションづくり」

 筋肉が最大のパーフォーマンスを発揮するには、血圧150mmHg以上が必要である。血圧150mmHgに達する各自の心拍数を運動負荷試験にて知り、心拍数を目安にウォーミングアップを行うことがポイントとなる。


  競技スポーツには、筋肉強化とその能力を最大限生かすパーフォーマンスが求められる。
  心臓は血液を介して全身の筋肉組織に酸素供給と栄養供給を行っている。心臓から拍出される血液量は、1心拍ごとに拍出される血液量(1回心拍出量)と心拍数によって決まる。
  筋肉が最大のパーフォーマンスを発揮するには、酸素供給量(酸素消費量)を増加させなければならない。
  運動負荷試験を行い運動強度を増加させると、最大酸素消費量の50%以上から筋肉のパーフォーマンスが発揮できるようになる。
  簡易的には、心拍数が増加するにつれて血圧が増加し、収縮期血圧150mmHg前後の心拍数を知ることが試合前のウォーミングアップの目安となる。
  試合前に個人個人の特性に合った目安の心拍数までウォーミングアップすることが重要である。
 
   

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