ホーム家庭救急「これだけは知っておこう、病院に行く前に」

 
幼児、小児が腕や足が痛いといった時

  子供は歩き始めると、打撲傷,捻挫などいろいろな怪我をするのは当たり前です。 ほとんどの怪我は家庭での応急処置で問題はありません。 
  子供が親に頼ってくる信頼関係を深めるチャンスです。 しかし、痛みがなかなか治まらない場合には,病院の診察を受けてください。

【一口メモ】
  成長期の足の痛みについて:骨の急速な成長期には,原因不明の痛みを訴えることがあります。
  時には親が気付かない軽い捻挫や打撲をしている場合もありますが、精神的ストレスにより親に甘えるば場合もあります。 
  子供が痛みを忘れて遊んでいるのであれば、一応,気にかけている必要はありますが、様子を見ておれば良い場合が多いです。 
  しかし、度々繰り返す痛みであったり、悪い足や腕を動かさない場合には,念のためかかりつけ小児科医の診察を受けてください。

【腕や足の骨折の応急処置】
 1.外傷による出血部の止血処置
 2.骨折部は整復を行わずに,病院の医師に任す。
 3.病院での治療までの待ち時間は,身体が冷えないように保温に努める。
 4.全身麻酔下で骨折の整復を行う場合があるので、診察を受けるまでは飲食をさせないように。
 5.足の骨折の場合、まず骨折部の固定を行い移動時の震動による痛みの増強を防いでから安全な    場所に,出きるだけ多くの人の手を借りて搬送する。
   骨折部の固定は,足の長さよりも長い副木を探し、足関節、膝関節の上部と下部の両側を固定す   る。
   


Top

Copyright, Tsuyoshi Kawamura,M.D..