ホーム家庭医学「これだけは知っておこう、病院に行く前に」

 
幼児、小児の男子性器の異常に気づいた時

  男子のペニスや陰嚢部に痛みがあったり、脹れたりした場合には、通常はかかりつけ小児科医の診察を受けることは必要です。 この中で、激しい痛みのある睾丸捻転は緊急処置が必要です。
【真正包茎の手術の勧め】
  幼児では通常、ペニスの亀頭は包皮で覆われ、入浴時に露出を試みても露出できませんし、
してはいけません。小児になれは、包皮が緩み容易に亀頭を露出することができるようになります。
  この時期で、亀頭を露出できないか、可能でも包皮で亀頭が縛り付けられている場合を“包茎”と診断されます。
  包茎は亀頭炎の原因になったり、将来、陰茎がんの原因にもなりますので、小児期の手術をお勧めします。
  包茎手術は、通常、包皮を輪状に切開する輪状切開術が一般的です。手術後に亀頭部が一時的に脹れたりしますが、危険のない手術です。手術後も入浴時に亀頭部を洗浄する習慣も必要です。

【停留睾丸について】
  通常は、誕生前に両側の睾丸は下降して陰嚢内に存在します。時には、誕生時に睾丸が腹腔内や鼠径部にあり、完全に陰嚢内に下降しきっていない場合があります。1,2歳になっても停留睾丸があれば、手術が必要になります。




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