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100歳健康長寿を目指す「自力の信念」


  80歳健康長寿を目指すには、長寿の道は、「自立自尊」:筋肉鍛えて、血液サラサラ を日々の心がけとして生活することを提案しました。 
  今後、さらに100歳健康長寿を目指すには、残された人生を楽しむ「自力の信念」が必要になってきます。


  80歳健康長寿を達成した次なる目標は、100歳健康長寿である。
  100歳健康長寿を達成するための克服しなければならない課題は、筋肉維持強化と認知症予防である。
  これを達成するには、他人の力を借りず自らの力にて行う
「自力の信念」が求められ、その行為こそが、生き甲斐であり、楽しみでなければならない。
 
サルコペニア(筋肉減少症)、認知症は後戻りできない進行性の病態である。サルコペニア、認知症に陥る前段階のフレイル、MCI(軽度認知症)を警告と認識し、早急な対策を積極的に取り組まなければならない。
  フレイルは筋肉の問題、MCIは脳細胞の問題であるが、意外な共通点がある。それは、時速2.8Km以上のスピードで歩行ができるかにて判断できるからである。時速2.8Km以上で歩くには、下肢筋力と脳内神経ネットワークが維持されていなければならない。
  脊椎ストレッチウォーキングは、背筋を伸ばし、膝関節を守る歩行スタイルである。
  筋肉から分泌されるマイオカイン(カテプシンB)は、認知症の原因となる海馬の細胞の萎縮を防ぎ、細胞を増殖する。
  つま先をあげて踵から地に着ける脊椎ストレッチウォーキングは、骨を作る骨芽細胞を刺激し、オステオカルシンを分泌する。オステオカルシンはカテプシンBと同様に海馬の細胞を増殖する作用がある。
  脊椎ストレッチウォーキングは、サルコペニアと認知症の単純明快な予防対策となる。
  脳神経細胞を生き生きと活動させるためには、脳神経細胞から出された老廃物を脳間質内から洗い出す必要がある。最近、見いだされたGlymphatic Systemは、大きな光明である。

 

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